こんにちは、びびです
今回は、私が看護学生時代の恩師からの言葉を紹介したいと思います
私は看護学生の時は自分に自信がなく泣いてばかりいました
筆記試験や演習は勉強を重ねて、成績は学年トップでした
しかし、私は不器用でドジばかり、動きも遅く、患者さんや指導者さんのちょっとした言葉に反応してしまい、臨地実習では泣いてしまうこともよくありました
泣くのを我慢してへらへら笑ってやり過ごす自分を見て、「自分は何をやっているんだろう・・・、私には看護師は向いていないな」とさらに落ち込んでいました
筆記試験や演習は自信がないため、かなり勉強していました
しかし、同期からは「成績トップのできる人」と見られることもあり、さらにプレッシャーが大きくなり、どんどん自信がなくなり、いつも不安でした
そんな私が救われた看護学校の先生からの言葉を紹介します
その先生は、いつもテキパキとしていて、立ち振る舞いも堂々としています
看護師時代には、様々な部署で経験を積み、幅広い知識と経験を積んでいます
一緒に働いていた看護師さんは、「10年に一人の逸材、あんなに完璧な人は見たことがない」と話していました
ある日、落ち込んでいた時に、そばにいた先生に対して、「私は不器用でドジばかり、テキパキと動くことができない。私は看護師には向いていないと思う。自分に自信が持てない。」と伝えました
その言葉に対し、先生は「そんな完璧な人ばっかりだったら、患者さんは疲れちゃうだよ。いつも笑顔で穏やかな雰囲気の看護師さんもいるから、患者さんはふっと気を緩めて安心できることもある。いつもテキパキ仕事をこなしてみんなを引っ張ってくれる人も必要だし、色んな看護師さんがいるから患者さんにいい看護が提供できるんだよ。〇〇先生(穏やかな先生)は、人を安心させられる雰囲気・人間性がある。これは私が身に着けようと思ってもできない才能で憧れるの。」と教えてくれました
私はこの言葉を聞いて、心がフッと軽くなったような気がします
あんなに仕事ができて完璧な先生でもできない看護がある
色んな看護師がいていいんだと思いました
私は現在、看護師を退職して現場から離れています
今も看護師として働いている方に対して、お願いがあります
「看護師はこうあるべき」という価値観を周囲に同じように求めないでください
周囲があなたと異なる看護観を持っていたとしても、正そうとしないでください
あなたと異なる看護観を持っていたとしても、あなたと異なる指導を受けて成長していっても、あなたの看護観や今までの頑張りが否定されることはありません
人と異なるからこそ尊重されるべき大切な価値観だと思います
だって、患者さんのための看護って難しいですよね
その時一人の患者さんだけに手厚い看護を提供するのは難しいですし、患者さんがセルフケア能力を獲得していけないと健康は維持できない、病院の経営やスタッフのライフワークバランスも大切にしなくてはいけないですよね
何が正しい看護なのか私には全くわかりません
だから色んな看護師がいていいんだと私は思います
自分は看護師に向いていないと自信がなくなったときは、
「そんな完璧な人ばっかりだったら患者さんは疲れてしまう」
という言葉を思い出して、自分を認めてあげてください
きっと、患者さんにとってあなたの存在は必要です
それでは