ゆるすやライフ

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【看護学生】精神看護学の課題レポートを紹介~おすすめの参考書も

こんにちは、びびです

今回は、精神看護学で提出したレポートを紹介します

統合失調症患者に関するDVD(古いもの)を視聴してから書いたものだったと思います

よかったら参考にしてみてください

 

 

 

レポート

 

 DVDを視聴して統合失調症の幻覚や幻聴といった症状がどういうものなのかといったイメージを持つことができた。統合失調症の成因についてはよく明らかになっていないが、現時点では大脳におけるドパミン過剰説が有力である。主人公は命の危機に瀕したときの心理的外傷が引き金となって、ドパミン過剰となり統合失調症を発症したと考えられる。

 


 統合失調症は、①妄想、②幻覚、③支離滅裂な会話、④陰性症状(感情の平坦化・思考の貧困・意欲の欠如)などを特徴とする疾患であり、100人に1人の頻度で発症するといわれている。そのうちこの映画の主人公には、このうちの①②④の症状が見られた。幻覚・幻聴は常に生じており、主人公は常にストレスを感じていた。しかし、この幻聴・幻覚は他人には理解することができず、「この苦しみは誰にもわかってもらえない」と自身の気持ちを塞ぎこんでしまっていた。主人公はどこまでが妄想で、どこまでが現実なのかという境界がわからなくなっていた。そのことに対して主人公の妻は、「そこには誰もいない。何も聞こえない」と事実を主人公に伝えていた。統合失調症の症状で、主人公と家族が最も苦しんだことは、社会からの理解を得られない点であった。周囲には、「幻覚・幻聴によって暴れて暴力を振るわれるのではないか」という恐怖があったと考えられる。また、症状としてEDも見られた。そのことによって、生殖性を失い、「男性としての役割を消失した。妻を愛することができない。」といった考えに陥ってしまったと考えられる。妻として、「生殖性を失っても、自分の夫であることに代わりはなく、愛情を抱いている」ことを伝えることが関わりとして重要になってくるのではないか。

 


 治療として、抑制しインスリンショックを行っていた。インスリンショックを行っている光景は、拷問を行っているように感じた。低血糖状態になるので、命の危険もあり、基本的人権を侵しているのではないかと感じた。また、薬物治療時、主人公は「頭がぼーっとして仕事ができない」と、独断で薬の服用を止めてしまっていた。このことは、看護を行う上で、これから注意していかないといけないことだと感じた。患者に薬を渡しただけでは正しく服用するように管理しているとはならず、「患者が薬を飲み込むところを確認する」「空になった薬の包装を確認する」など、確実に服用したことを確認する必要がある。

 


 今回このDVDを視聴して、統合失調症患者への偏見をなくすためには、まず周囲の人が統合失調症は疾患であり、その人の元々の性格によって、引き起こされてしまうものではないといったことを理解してもらうということが必要であると学んだ。私自身、統合失調症は幻聴・幻覚に精神を支配されており、突然暴れ出してしまうのではないかといった偏見を持っていた。このDVDを視聴して、薬の服用や周囲の温かい支援により症状を抑えることができること、本人は常に症状と闘っているということを知ることによって、統合失調症患者への偏見意識を変えることができた。統合失調症患者の看護をする上では、患者本人ではなく、家族や職場の人々にもケアをする必要があると学んだ。今回の学びを活かして、対象理解へとつなげていきたい。

 

さいごに

精神看護学実習では初めての体験ばかりで驚くと思います。こわいと感じることもあると思います。私は教員から、精神看護では自己一致が大切だと言われました。自身の感情を隠さず、Iメッセージで伝えることが基本です。精神看護実習では毎日プロセスレコードを書いていました。短い場面でいいので書いてみてください。アセスメントの視点にも気づくことができますし、ふとした場面が看護になっていることに気づくことができます。

 

実際にレポートを提出する際は、引用箇所をしっかりと明示し、引用・参考文献を記載するのも忘れずに!

 

おすすめの参考書

精神看護実習におすすめの参考書を紹介します。

こちらの参考書+医学書院のテキスト+ペプロウの看護理論の本+プロセスレコードの本を使っていました

患者さんとの関わり方については、この本に本当に助けられました!!

症状に対する関わり方のヒントが得られます

教科書に指定している学校も多いくらい良い本でおすすめです!!

 

 

実践的な本としては、こちらはめちゃめちゃ仕事に役立ちました。仕事だけではなく、人付き合いをする上でもかなり勉強になります。相談に乗るって難しいですよね、相手は何を期待しているのか、自分はどんな風に関わればいいのか。精神疾患を抱えた人に限定されておらず、日常のコミュニケーションの参考にもなるのでぜひ!