ゆるすやライフ

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はじめてのレポートの書き方「血圧測定演習で出されるよくある課題」

こんにちは、suyaです。

 

看護学校に入学すると、まずベッドシーツや血圧測定の演習があると思います。そこで、よく血圧測定の演習に向けてよく出される課題を紹介します。

 

あわせて、レポートを提出する際の基本的な注意事項も書いています。

 

当時学校で使っていた教科書で調べた内容ですので、ご自身の最新の教科書を読んで演習に備えていただければと思います。

 

 

例題

マンシェットの幅は血圧の数値にどのような影響を与えるの?

  • 広すぎる場合:弱い圧迫で動脈を圧迫(駆血)してしまうために、収縮期血圧が本来の値より低く測定される。
  • 狭すぎる:高い圧力が必要となるために、収縮期血圧が本来の値よりも高く測定される。
  • 適切な幅:測定部位の周囲長の40%程度。上腕の長さの2/3の幅。
  • 成人の上腕での測定では14cm幅のものが用いられる。
  • 小児やるい痩の激しい高齢者では上腕周囲が短いため、マンシェットの幅が狭いものを選択する。

 

なぜ減圧の速度は1拍動2mmHgなの?

  • 速すぎる場合:本来の値を聞き逃してしまうため誤差が生じ、実際よりも低い値になる。とくに徐脈傾向の患者に注意する。
  • 遅すぎる場合:抹消のうっ血を起こすため収縮期血圧は高くなり、患者にも苦痛を与える。

 

なぜゴム嚢の中央に動脈がかかるようにしなければならないの?

  • マンシェットの中心=ゴム嚢の中心ではない。この中心線がずれると上腕動脈が均等に圧迫・駆血されず正確に血圧が測れないため。

 

マンシェットの巻き加減は、血圧にどのような影響を与えるの?

  • ゆるく巻きすぎると、駆血の際にゴム嚢が通常よりも丸くふくらんで圧迫面積が小さくなり、大きな圧力を必要とするため、実際の値よりも高い測定値となる。逆にきつく巻きすぎると、低い測定値となる。

 

なぜマンシェットの下縁が脈拍の触れる位置より2cm上になるようにしなければならないの?

  • マンシェットが肘窩(くぼみ)にかかってしまうと、上腕動脈を均一に圧迫できないため

 

血管音が聞こえにくい場合はどうするの?

  • 聴診器は正常かどうか確認し、置く位置を確認する →上腕動脈を触診し、拍動がもっとも触知される部位を確認して、その真上にチェストピースをあてる。真上にあてることで、コロトコフ音を明確にとらえることができる。
  • カフを緩めコロトコフ音を探す →予想よりも最高血圧が低いか、最高血圧が高い場合がある
  • ゴム球、マンシェット、圧力計がしっかりつながっているかを確認する
  • ゴムに亀裂などがないか確認する

 

参考文献

  • 竹尾惠子監修:看護技術プラクティス,2,東京,学研,516p.
  • 茂野香おる著:系統看護学講座専門分野Ⅰ基礎看護技術Ⅰ 基礎看護学②,15,東京,医学書院,219p.

 ※参考文献の明記の仕方は、私のものを参考にせず、学校のルールに従ってください

 

はじめてレポートを書く看護学生へ注意点

看護学生の最初のレポートでよく指摘されるのは、

  • 所属名を記載しているか(~学校、~期生など略さずに記載)
  • 氏名と学籍番号を記載しているか
  • 引用・参考文献が記載されているか(学校で定められている場合があります)
  • 提出日を記載しているか
  • 文字数やフォント、文字の大きさ、余白、用紙サイズなどが規定にあっているか(フォントはMS明朝を使えば間違いないと思います)
  • 表紙の有無は確認しているか
  • 文体を統一しているか
  • 字数は条件を満たしているか(~程度や~以内などしっかり確認)
  • 指定された提出方法で出しているか(BOXに投函なのか、講義中に集めるのか)

あたりだと思います。

 

課題を出されたときは、そのあたりをしっかり確認しておきましょう。

はじめに出される課題は調べればすぐに答えがわかるような内容です。

だからこそ、課題を出された際はルールに沿って提出できているかを見られていると思います。

 

おすすめの参考書

▼私は最終学年で購入しましたが、1年生のうちに購入してこれを見ながら講義を受ければ試験に出るポイントをうまく掴めたのになと思いました。1年生で買って、最終学年で最新版を買うのがおすすめです。

 

 

 ▼疾患別看護過程の参考書。学校の図書館に他の参考書もありましたが、こちらが一番参考になりました。私の真似をして購入している人がたくさんいました。

 

 

 ▼こちらの症状別も所持しています。カラーで見やすく使いやすいです。精神や小児、老年など色々出ていてどれもわかりやすいです。

 

 

 ▼こちらも定番ですが、高いお金を出して自分で購入するほどではないという印象。実習の際に、学校の図書館で借りて、見たいページをコピーしておけばいいと思います。これを買うなら、上のエビデンスに基づくシリーズの症状別と疾患別をおすすめします。

 

 

▼実習に持っていくのにおすすめです。看護師さんから質問されやすい項目が載っています。解説が詳しいのでかなり使えます。