ゆるすやライフ

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【看護学生】在宅看護論レポート①

 

  

こんにちは、びびです。

今回は、在宅看護論のレポートです

テーマは、訪問看護の実習で学びたいこと的な感じだったと思います。

参考までにどうぞ。

 

レポート

今回の講義を受けて学んだことは、施設内看護と訪問看護の違いとして、対象者一人ひとり、生活、人生の価値観、QOLの考え方が異なり、個別性のあるケアを行うことが必要であることである。その中でも、大きな違いの1つとして環境がある。病院などでは、治療や看護を効果的・効率的に行うために施設が設計され、必要な機器が設置されているが、在宅療養を行う住居は一般的な生活を送るためのものである。それゆえ、居宅にある物品を用いてケアを提供する場面も多くみられ、療養者の障害の状況に合わせた住宅改修に関する給付が介護保険においても認められている。在宅療養を行うことでの最大の利点は、こうした環境であると考える。施設と比べると、段差や階段があったり、活動上の問題はあるだろう。しかし、住み慣れた環境は療養者に安心感を与え、病院から在宅への環境の変化が苦痛の軽減にもつながると考える。

訪問看護の目的は、「疾病や障害を持っている対象者が生活の中でよりよい常態で暮らしていけるよう、看護の役割を通して、「毎日の生活の仕方をデザインする。またそれを継続的に調整することにより、より良い常態の保持・疾病や障害の改善を目指し、自分らしく暮らし、また充実した生活を送れるように目指して働きかける」である。私はこの内容の中で「生活の仕方をデザインする」という言葉が強く印象に残った。訪問する居宅には療養者だけではなく、療養者とかかわりを持ちながら自分自身の生活を営んでいる家族がいる。そうした家族と療養者とのかかわりは多様であり、日々の大半を療養者の介護にあてている者もあれば、もっぱら就労により経済で支えている者もいる。子どもなどで積極的な療養者への援助を行わない立場の家族であっても、療養者にはその存在が生きがいとなる場合もある。このように家族は療養者にとって頼りになるかけがえのない存在であるが、その一方で、ひとり暮らしの高齢者は増加の一途をたどっており、家族がいる場合にも家族の介護負担の問題や、家庭内での高齢者虐待に関する報告もある。介護を行っていくうえで、介護内容や夜間の睡眠をけずっての介護といった介護にかかる時間的拘束などから、身体的にも精神的にも、大きな負担とストレスをかかえ、それが介護者の健康問題にあらわれてくることもある。看護の役割として、こういった問題を防ぐために、「生活の仕方をデザインする」ということが重要だと考える。

介護の負担を軽減するための視点として、療養者の症状の緩和や、介護内容の再検討、介護技術の伝達、介護の代替、ショートステイの利用などがある。負担を軽減するために、看護師としてできること・できないことを整理し、役割を明確にする必要がある。また、訪問看護では訪問時間や回数に制限があるため、アセスメントによりあがってきた問題とそれより導き出された看護目標に、優先順位をつけて支援に取り組む必要があると感じた。訪問看護では、優先順位を左右するものとして、療養者・家族の在宅療養の希望にそうものであるかという視点もある。介護負担を考え、在宅療養を継続していく視点では、例えば、間欠導尿を継続する方法よりも、膀胱留置カテーテルで管理するほうがよいのではないかとも考えられる。療養者、家族の希望や介護負担、安全・安楽の視点から状況を把握し、そのことを医師に報告し、相談することが必要だと感じた。

私は臨地実習において、家族の介護負担について重点的にアセスメントして、療養者が安心できる環境作りへの支援について学んでいきたいと考える。医療処置の教育も重要であるが、継続して行っていくためには、家族にとって大きなストレス・負担になっていないことが重要だと考えたためである。また、療養者の自立の視点を持って臨地実習に臨みたいと考える。療養者と家族が納得して、療養生活を送ることができるように、ケアを行う前には目的や根拠を説明し、療養者自身が選択して納得してもらうことで、主体的にケアに参加できるように支援していきたい。

 

誤字脱字がありましたらすみません。

少しでも看護師を目指す方の力になれれば嬉しいです。

 

それでは